お客さまにご満足をいただける家をつくるためには、お客さまの声を現場にどれだけ正確に伝えられるかが基本ですよね。中村建築には施工要領があり、例えばボードを打つビスの間隔なども決められていて、それに沿ってチェックしながら施工しています。もし現場の大工さんが判断できない点があれば、すぐに私のところに連絡が来るようになっています。

基礎についても、枠も機械設備もすべて当社にありますので、私自身も施工には参加して管理しています。

コンクリートの強度についても、JIS規格に適合した生コンクリート業者のものなのかを確認して検証する必要があるわけです。

設計強度の面からも、11月から3月までは温度補正をかけて冬場の対応もしっかりすることなども基礎の大事なポイントなのです。基礎が一番大事な工程でもあり、一番気を使う点ですね。

私が全体を管理している以上、単純な連絡モレなどは絶対あってはいけないことです。お客さまからの要望はすぐに現場に伝え、すぐに建物に反映させるスピードは当社のセールスポイントだと思います。次のステップが把握できていますから、効率よく工程を進めることが出来ていると思います。

また、お客さまからの急なお願いが出た場合にも、構造的に影響がなければ、柔軟に対応することができます。大きな変更でなければ、できるだけお客さまのご要望にお応えしたいですから。

出来上がったあとに、「できればここに○○を欲しかった」と言われると対応が出来ませんが、仕上がる前であれば、極力対応したいと思っています。

例えば、先日も急遽、屋根裏に収納を設けることになり、結果的にお客さまに喜ばれましたね。

2007年4月6日 / 中村　勝也・談